を維持している。米国の追加利下げ観測が強まり、オーストラリアは
逆に来月での利上げが織り込まれている。この結果、米国とオースト
ラリアの短期国債利回りが500ベーシスに迫る開きとなるとの観測が
高まっており、これが豪ドル/ドルを押し上げる要因となっている。また
、先週末の米国市場で、米モノライン大手アムバック・フィナンシャル・
グループの救済策が近く発表されるとのニュースで、ニューヨーク株式
市場が急反発したのを受け、アジア地域の株式相場が上伸しているこ
とが、リスク回避行動を後退させ高金利通貨への投資意欲が高まると
の思惑も豪ドルを下支えする要因となっているといえよう。
ただし、対円では動きにくいムードとなっている。ドル/円が108円ミドル
の売り注文に阻まれて押し下げられ、先週末に1週間ぶりの106円台を
付けたことでドル/円の先安観が高まっているため、クロス円全般にさえ
ない動きと言える。ドル/円は、短期的に105円割れを試す展開を予想
する向きが多くなっていることも、豪ドル/円の上値を抑える要因といえ
そうだ。
本日の、アジア市場に関しては、目新しい材料も、主要な経済指標
の発表もなく、手掛かり材料難だったといえる。日経平均が14000円
に迫る上昇となったことは、マーケットに安心感を与える要因とは言え
るものの、為替市場がこれを受けて積極的に売買するというムードには
ならなかった。また、株式市場の動きに関しても、本日の海外株式市場
の動きを見極めたいという向きも多く、今晩のNY市場まで積極的な動き
は手控えられそうだ。
今週末は、バーナンキFRB議長の議会証言があり、これが注目されて
いる。米国の経済動向と、FRBの金融政策はグローバルなリセッション
を懸念する為替マーケットにとって現在最大の注目点である。バーナン
キ議長の議会証言では、刺激的な発言は出ないかもしれないが、市場
の波乱要因となるリスクには十分注意しておく必要があろう。 (H)
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