市場の予想の1.0%減少を大きく下回る5.7%の減少となった。この
大幅な落ち込みは金利上昇や建設コストの増大が需要の足かせ
となったことが要因といえそうだ。オーストラリア準備銀行(RBA)の
金融引き締め政策が消費を鈍らせ、内需が鈍化しているとの見方
を裏付ける内容だったといえる。もっとも、このデータだけで需要の
落ち込みを判断するわけにはいかず、マーケットでは年内の再利
上げ観測が大幅に後退したわけではないとの指摘も多い。
このデータを受けて豪ドルにやや売り圧力が強まった。ただし、昨
日の米FOMCでの利下げやその後の声明による利下げ打ち止め
示唆がなかったことなどを受けて、金利差要因から豪ドルは下支
えされる展開となっている。豪ドル/ドルは、昨日0.94台の高値から
はやや軟化しているものの0.93後半で底堅い動きとなっている。
豪ドル/円も昨日は99円に迫る動きであったが本日は97円前半に
まで値を崩している。97円は何度か跳ね返されたサポートであり、
ここを維持できるかどうかに注目が集まっている。
米FOMCを終え、マーケットは次の材料に目を向けている。目先的に
は明日の米雇用統計が最大の注目だろう。東京が4連休で市場参加
者が少なくなることもあり、データ次第では来週に大きな波乱の可能性
もあろう。また、5月6日にはRBAの金融政策決定が行われる。ここでの
早期利上げの可能性は高くないものの、今後の金融政策を占うヒントが
出るのではないかという関心は高い。
ゴールデンウイークも気を抜けない展開が続きそうだ。あるいは、完全
休養して、連休明けに備えるという方法も一つの選択肢と言えるのかも
しれない。 (H)
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