予想の0.3%増を上回る0.5%の増加となり、個人消費が堅調で経済
状況が良好なことを改めて印象付けた。ここのところ住宅関連指標
の落ち込みなどでやや先行きの不安を持ったマーケットも、本日の
データから再びオーストラリア準備銀行(RBA)の利上げが意識され
そうだ。
昨日はCRB指数が2%以上の下落となるなど商品市況が軟調だった
ことで豪ドルに売り圧力がかかっていたが、小売り売り上げデータを
見て、底堅い動きを回復している。来週6日のRBAの金融政策決定
での利上げの可能性は大きくないものの数カ月以内の早期利上げ
を予想する向きが多く豪ドルの高金利通貨としての魅力は維持され
るだろう。
もっとも、午後になると今晩の米雇用統計を控えて模様眺めムードが
強くなり、ドルの買い戻しも見られたため豪ドル/ドルは0.93割れまで
押し戻されている。豪ドル/ドルは0.93レベルが強い抵抗となっていた
が、このレベルをクリアーに下抜けてしまったため、ストップを巻き込ん
で0.92を視野に入れる展開となりそうだ。0.93台を再度回復できれば
調整入りは先延ばしされることにもなるため、ここからの攻防を要注目
といえそうだ。ただし、0.92を割れるとヘッド・アンド・ショルダーが完成
することになり、下値リスクが一段と高まることには注意が必要だろう。
豪ドル/円は97円を維持しており、上昇トレンドが継続している。今晩の
雇用統計次第であるが、ドル/円が105.00円を上抜けてくると一段の上
昇余地が広がることになり、豪ドル/円も100円を目指す動きとなり可能
性が高まろう。
今晩の雇用統計は悪化が予想されているため、サプライズリスクはドル
の上値方向にある。
ドルが上抜けしてくるようであれば、来週の東京不在の中、上昇に弾みが
つく可能性も考えられる。じっくりと指標を見極めたうえで、来週に向けての
トレードプランを立てる必要があるといえるだろう。 (H)
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