豪ドルは値を戻す展開となった。原油価格が続伸し126ドルを超えて
最高値を更新したことも豪ドルの支援材料となっていた。この流れを
受けて、本日も朝方は豪ドル/ドルが0.95を試す展開となり、豪ドル/円
も98円ミドルまで値を戻している。
特に豪ドル/円はテクニカルには、3日連続の陰線のあとの陽線となり、
かなり強烈な打ち返しが入った格好にある。まだ下方向へのリスクは
否定できないものの、昨日の長大陽線を受けて急落の危機は回避
されたものと考えられる。もっとも、このまま続伸し100円を試しにいく
のか、それとも95〜100円程度のボックス相場入りするのか、まだ判断の
つきにくいところではあろう。目先的にはこの攻防の大事な分岐点の
攻防に注目したいところといえそうだ。
ただし、本日のアジア市場では、原油価格が下落している。昨日、最高値
を更新した反動から利食いの売りが断続的に持ち込まれているようだ。ここで、
調整局面入りとなると、上昇が一本調子であったために押しも深くなる可能性
も否定できず、その場合は豪ドルの圧迫材料となろう。もっとも、調整局面では
聞意欲が非常に強いために、押しも限られたものとなるとの指摘もある。
本日はオーストラリア連邦政府より予算案が公表される予定となっている。
マーケットでは、政府が中期的な成長予測を下方修正するとともに、インフレ
見通しを引き上げるとの予想がコンセンサスとなっているようだ。この見方は
オーストラリア準備銀行(RBA)と共通するものであるが、過度な悲観的な見通し
が出るとは考えられず、為替相場への影響は限定的と思われる。
本日、オーストラリアで4位のウエストパック銀行が同5位セント・ジョージ銀行を
186億豪ドルで買収することで合意したことを明らかにした。これにより、時価総額
でオーストラリア最大の銀行が誕生する。もっとも、同国内での買収案件であり、
為替市場への影響はほとんどないと考えられる。 (H)
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