本日は、
ニュージーランド統計局が2008年第1四半期の小売売上高
を発表した。前期比1.2%減となり、これは1997年第1四半期以来11
年ぶりの大幅な減少となる。内容的には自動車販売の低迷がはっ
きりとしており、個人消費の減速を裏付けた形となった。
この発表を受けて、マーケットでは第1四半期の国内総生産(GDP)が
マイナス成長となる可能性があり、
ニュージーランド準備銀行(RBNZ)
の年内早期の利下げ観測が強まる展開となったと指摘される。この
統計の発表を受け、NZドル/ドルは0.75ミドルにまで続落し、4ヶ月
ぶりの安値まで下落した。NZドル/円も続落しており、下値の強い
抵抗線である77〜78円が視野に入ってきてしまったといえる。
また、本日は
ニュージーランドのカレン財務相が財界の会合での講演
で、22日発表の2008〜2009年度予算案に個人所得税の引き下げ
を約束通りに盛り込む方針を明らかにしている。さらに社会サービスや
インフラへの支出も明記する模様だ。ただし、同財務相は、予算案に
個人所得税の減税が盛り込まれるものの、インフレ高進への懸念や
景気減速による歳入減見通しを背景に、規模は限定的だろうとしている。
豪ドルもNZドルにつられる形で続落となっている。商品市況が調整
局面に入っていることも豪ドルの圧迫材料となっている。豪ドル/ドル
はここ1ヵ月下値を支えてきた0.93ドルの攻防となっている。ここを下
抜けてしまうと、再度ヘッドアンドショルダーの完成を目指すこととなり、
下値余地が広がることには注意が必要だろう。
豪ドル/円に関しては、96円レベルが強いサポートで、ここが支えられて
いる限り急落リスクは小さいものと考えられる。逆に96円をクリアーに割
り込むと93円程度までの急落となる可能性も高まってこよう。
ドル/円は105円を挟んで方向感のない展開が続いている。じりじりと値
を上げてきた相場だが、105円ミドル以上には強い抵抗があり、ここをし
っかりと上抜けていけるかどうかが、目先のポイントとなりそうだ。 (H)
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- 2008/05/15(木) 17:50:09|
- オセアニアレポート
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14日の海外時間、米4月消費者物価指数の発表が行われ、
同指数前月比の予想0.3%に対して、結果0.2%、コア指数前
月比の予想0.2%に対して、結果0.1%と弱含んだ。同指数の
前年比でも予想を下回る発表となった。市場では、昨日の米
小売売上高の好結果発表に続いて、好結果になるのではと
の思惑が強かったため、消費者物価指数の発表直後は結果
に対して、ストレートな反応を示さなかったが、次第にドル円
主導の軟調な展開となった。これを受けて、
オセアニア通貨
の対円も軟調に推移した。豪ドル円は98.40円から97.90円
まで、NZドル円は80.35円から79.90円付近まで下落した。
その後、格付け機関ムーディーズがフレディーマック(連邦住宅
貸付抵当公社)の格付けをA-からB+に格下げし、財務格付け
見通しを「ネガティブ」とした事が市場に嫌気された。これを受け
、
オセアニア通貨の対米ドルは小幅ではあるが、上昇した。対
米ドルで、豪ドルは0.9306ドル付近から0.9355ドル付近まで、
NZドルは0.7595ドル付近から0.7635ドル付近まで上昇した。
そんな中、NY原油先物は緩やかに下落し、NYダウは堅調な推移を
したことで、NY中盤の
オセアニア通貨の対米ドルは、本日海外時間
の高値付近での推移を展開した。豪ドルは0.9350ドル付近、NZドル
は0.7625ドル付近での推移。
但し、NY時間終盤にかけて、NYダウが一時前日比で100ドル高を記
録していたにも関わらず、あっという間に前日比66.20高まで下落して
、本日のNY時間の取引を終了した。これを受けて、米ドルが対円で
弱含むと、
オセアニア通貨の対円も崩れ、豪ドル円は98.10円付近で
、NZドル円は79.90円付近で本日NY時間の取引を終了した。
15日(木)はNZ3月小売売上高の発表を控えている。市場は夏頃から
NZ政策金利の引き下げが行われるのではないかと予測しているため
、今回の小売売上高が3ヶ月連続のマイナスとなるようだと、夏より前
に利下げが実施されるのではないかとのネガティブな材料となりかね
ないため、十分に注意する必要があるだろう。 (H)
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- 2008/05/15(木) 11:25:32|
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